2015年10月 ベネルクスの旅 第5日
2015年10月27日(火)
ずっと恋い焦がれていたアンネ・フランクに、やっと会えました!
午後3時半から行列に並んでの1時間半待ちでしたが、『アンネの日記』を読み返しながら待ったので、長くは感じませんでした。
しかも、「隠れ家」にひそんでいたアンネが、西教会の鐘が時間を告げるのを慰みにしたという下りを、その西教会の鐘を聞きつつ読みながら!
男子校に通う中学生だった30年近く前に読んだときは、同年代の女子の気持ちを想像しながら読みましたが、父親となったいまは、これから迎える娘たちの思春期や親子の関係を思いながら読みました。
そして、理不尽な人種迫害が行われている社会の有りようを、10代前半ながらに受け止めていた下りに、改めて心が留まりました。
実際に「隠れ家」に入ってみて、2年もの間こんなに狭い空間で過ごしたアンネたちに、ほんの少しですが近づけた気がしました。