2015年10月 ベネルクスの旅 第6日

2015年10月28日（水）

　大学の町で有名なライデンは、日本を追放されたシーボルトが住み、日本での収集品を紹介した町です。

　いまでも、彼のコレクションが楽しめます。その幅の広さたるや、驚くばかり。浮世絵や着物、工芸品はもちろん、動物は剥製やホルマリン漬け、生きたペットも、植物は押し花や種子を、建物や船はミニチュア模型にして、持ち帰っています。

　カメラが無かった当時、彼が雇った絵師・川原慶賀（Kawahara Keiga）が、10,000点もの写実的な絵画を残していることも初めて知りました。江戸参府の際には、何とわが町・大森の麦藁細工も記録しています！

　今回の旅は、ナポレオンにウェリントン、アンネにシーボルトと、何だか旧友に再会したり、旧友の実家を訪ねたような、初めて来たのに懐かしさばかり感じる旅でした。