2017年12月 中国福建省の旅 第2日
2017年12月23日(土)
厦门(アモイ)2日目。アモイの中心部自体が130㎢ほどの島ですが、そのまた南西に浮かぶ鼓浪嶼(コロンス島)は、アモイで最も人気の観光地。
今日も中国人の団体ツアー客でいっぱいでしたが、あまりの多さのためか、港が市民用と観光客用とに分けられているほどです。
1周6㎞ほどの小さな島ですが、地形は起伏に富んでおり、高台からの眺め、ビーチやプロムナードなど、風光明媚な景観を堪能できます。
1902年に欧米や日本の共同租界となった歴史をもち、旧日本領事館も含め、洋風の近代建築が多く残ります。
もっとも、歴史好きの私には、明末に清に抵抗した鄭成功ゆかりの島というのが、最も関心のあるところ。母は平戸の日本人であり、近松門左衛門の人形浄瑠璃『国性爺合戦』のモデルです。
台湾をオランダ支配から解放した英雄であり、アモイを拠点にしたことから、コロンス島の先端に15.7mの大きな石像が立っています。
コロンス島は、今年、世界文化遺産となりました。日本ではまだあまり知られていませんが、島が丸ごと博物館のようなおススメの観光島です。
※写真でリフトアップしている麺は、アモイ名物の「沙茶面」です。至るところにお店があるほどですが、来るまで知らなかった!