世界の笑顔に会いたくて ☆ タビヒトの海外旅ブログ

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2017年12月 中国福建省の旅 第4日

2017年12月25日(月)

 厦门(アモイ)4日目。今日は、対岸にある台湾までちょっとお出かけ。といっても、台湾海峡の向こうの本島ではなく、アモイからわずか12㎞にある金門島へ。船でほんの30分。海上がよく晴れていれば、見えるほどの近さです。

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 同じ福建省でも、中華民国政府の統治下にある金門縣。アモイ湾にフタをするように横たわり、面積もアモイ島とほぼ同じ(形は全然違いますが)の金門島は、国共内戦で国民党軍が文字通り死守した領土です。そのため、観光は戦争遺跡が中心です。

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 そんな観光地の一つ、金門島から大陸へのプロパガンダ放送を行った「馬山播音站」では、大好きな鄧麗君(テレサ・テン)に会えました。1991年にテレサが大陸の同胞に向けて語りかけた際の記念の展示です!
 両岸交流が普通になった現在ですが、両政府が対峙する最前線として緊張していた時代を、意外な形で知ることができました。

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 金門島は、着地してから申し込めるツアーはないようで、港で客待ちしているタクシーをチャーターして、島内めぐりをしました。
 「歴史が好きだ」と伝えると、私の興味がありそうなところに連れて行ってくれたとてもいいドライバーさんで、互いがわかる初歩的な中国語と英語を交えての会話でしたが、楽しく観光することができました。

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 9時半に着いて、16時半に出た、7時間の金門島滞在でした。