2017年12月 中国福建省の旅 第5日
2017年12月26日(火)
厦门(アモイ)5日目(最終日)。正午には空港に向かわなくてはならないので、午前中の3時間で最後の散策を楽しみました。
バスは1元(約17円)で乗れるので、漢字が読める日本人観光客には使いやすくて便利。この旅で幾度となく利用しました。
まず、唐代から千年以上続くという南普陀寺に参詣。後背の五老山に登る遊歩道があり、展望台からは今回の旅で訪れた厦门の街の各所を望めました。
また、近くの華僑博物院も訪れました。世界に最も広がったエスニシティ・グループである華僑・華人について、体系的でわかりやすい展示がしてあります。三宝と呼ばれる、社団、学校、新聞により、異郷でも強固なエスニシティ・グループを保持できたことなど、あらためて整理して学ぶことができました。
厦门を訪れてみて、ここは、中国と東南アジアの遷移地域ではないか、というのが私の感想です。気候や植生などもそうですが、福建土楼があり華僑の故郷の一つというのも、その感を濃くします。
道中、驚くほど日本人には会いませんでした(欧米人も少なめでした)が、帰りの成田まではわずか3時間のフライト。ぜひ多くの人に、その魅力に触れてほしいです。