世界の笑顔に会いたくて ☆ タビヒトの海外旅ブログ

世界は楽しい、素晴らしい。マスコミやネットの情報よりも、五感で世界を体験しよう。「笑顔」があれば大丈夫。

2019年3月 シンガポールの旅 第2日

2019年3月29日(金)

 シンガポール2日目。この日のテーマは、大都会でワイルドライフ体験。

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 シンガポールで最も有名な動物といえば、やはり(?)マーライオン。22年ぶりにお目にかかろうと訪ねたところ、なんと修理中!(後ろのちっちゃなマーライオンで我慢)
 真の世界三大がっかりとは、このことか?(ちなみに、2010年にコペンハーゲンを訪ねたときも、人魚姫は上海万博に外遊中でした。)

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 気を取り直して、22年前にはなかった、いまではシンガポールの代名詞ともいえるマリーナベイ・サンズへ。
 その背後にできた公園が、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。熱帯の力強い植物を存分に楽しめます。特に、植物が植え込まれた巨木のオブジェ「スーパーツリー」を空中散歩するスカイウェイからの眺めは、サイコーでした。

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 夜は、やっぱりナイトサファリへ。帰宅のラッシュアワーと重なり、ようやっと20時頃に到着。
 トラムで一回りした後、夕食を済ませて、暗くて静かなトレイルを散策。闇夜にこだまする動物たちの鳴き声に野性を研ぎ澄ませながら、ジャングル探検を楽しみました。

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 22時40分に園を出て、バスと電車(地下鉄)を乗り継いでホテルへ。最後の乗り継ぎ駅では、23時台に早くも終電が終わり(期間限定のことのよう)、駅員が総出(?)で、代替バスへの道案内。効率的な都会のようで、最後はヒューマンな感じに好感がもてました。

2019年3月 シンガポールの旅 第1日

2019年3月28日(木)

 チームタビヒト、シンガポールに到着。春休みの家族de海外旅は、今年で3回目です。

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 私にとっては、大学の卒業旅行以来、実に22年ぶりのシンガポール

 午前中に羽田を発って、7時間半のフライト。
 チャイナタウンのホテルに投宿したのは、夜8時頃。とりあえず最初の晩餐は、中華料理で!

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 とはいえ、ここはシンガポール。バクテー(肉骨茶)やラクサなど、東南アジアの華人料理に舌鼓。
 子どもたちの食への反応もわるくない。熱帯の夜風に当たりながら、初日は更けていったのでした。

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2018年8-9月 スイスの旅 第5日

2018年9月4日(火)

 スイスの旅も、5日目にして初めて(山の上以外では)、スッキリとした晴れ! 昨日訪ねた場所を、写真を撮り直しに歩きつつ、月曜休館だったベルン歴史博物館のアインシュタインミュージアムを訪ねました。

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 一生涯にわたる詳しすぎる人物伝(華麗なる女性遍歴など!)とともに特殊&一般の2つの相対性理論を映像でわかりやすく説明する展示など、とても楽しめました。
 ただ、最も印象的だったのは、政治に積極的に関わった姿勢。第一次大戦では反戦を貫くも、第二次大戦では母国ドイツに対抗して原爆開発を進言。E=mc2が生んだと批判された、原爆投下後の広島の大きな展示もありました。

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 ベルンを後にして、振り出しのチューリヒへ。単なるゲートシティのつもりで、全くのノーマークでしたが、これが何とも美しい! 古さと新しさが共存し、これまで訪れた世界中の町の中でも、一番美しいかもしれないと感動しました。

 ホテルの後ろの丘には、アインシュタインの母校であり、教授も務めた連邦工科大学(ETH)。そして、チューリヒ大学(大学博物館にふらりと入れるのが素晴らしい!)。若さと知性にあふれていました。
 リマト川沿いには、スイスの宗教改革を始めたツヴィングリが説教師を務めたグロース・ミュンスターなど、見どころも満載でした。

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 でも、何といっても感銘を受けたのは、徒然なるままに乗り込んだ、1時間半の遊覧船から眺めた、チューリヒ湖の様子。
 湖に面した家々やレストランや湖水プール。ヨットや釣りやスタンドアップパドルを楽しむ人たち。海のない国だからかもしれませんが、湖をここまで有効に優雅に活用している様子にお目にかかれたのは驚きで、恐れ入りました。

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 夕食は、店員さんのおススメ、チューリヒの名物料理「チューリッヒャー・ゲシュネッツェル」(仔牛のクリームシチュー)。付け合わせのレシュティは、単品の時よりハッシュド・ブラウン感が出ていて美味しかったです。
 スイス最後の夜。ワインとともに、しっかりと楽しみました。

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2018年8-9月 スイスの旅 第4日

2018年9月3日(月)

 スイス3ヵ所目の目的地は、首都ベルン。アーレ川に巾着状に突き出す丘陵地にできた旧市街は、丸ごと世界遺産です。熊を意味する市名のとおり、州の紋章は熊で、熊を間近で見られるクマ公園なるものもあります。

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 ただ、ベルンを訪れた最大の目的は、アルベルト・アインシュタイン! 大学で職を得られなかった彼が、連邦特許局の職員だった1902年から1909年まで住んでいたのがベルンです。記念館になっている、妻ミレーバと結婚後に暮らしたクラム通り49番地の家を訪ねました。

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 2階は、主にミレーバとの結婚と離婚を中心に、家族の物語を展示。ここだけ見ると、決してよい夫とはいえなかったアルベルトの姿が浮かびます。
 3階では、ベルン時代を中心に、順調とはいえなかった学生時代、大学に職を得て理論物理学者として大成していった経歴を知ることができます。

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 アインシュタインの代名詞である相対性理論の出発点となった特殊相対性理論、また、光電効果を説明してノーベル物理学賞につながった光量子仮説など、数々の業績が生まれたのが、この家に暮らした1905年(「奇跡の年」と称される)だったというのがスゴイです。
 大学に教職をもつのでない人物が活躍するというのは、分野は全く違いますが、現在の自分に重ね合わせて、勇気が湧いてきます。

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 ベルン時代に、友人のソロヴィーヌ、ハビヒトと共に「アカデミー・オリンピア」と称する会合をもちながら、光速度不変が導く相対性理論の不思議な世界にたどり着いていく物語は、高校生の頃、NHKスペシャルアインシュタインロマン』を夢中になって見ました。
 あの頃からずっと憧れていた、アインシュタインの青春の町ベルンを、ようやく訪れることができました。

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 夕食は、ベルン地方のジャガイモ版パンケーキ「レシュティ」(ホウレンソウ添えをチョイス)とヴァリス地方(前日のツェルマットがある地方)の冷製ソーセージ。店員さんのおススメのワインと共に、美味しくいただきました。

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2018年8-9月 スイスの旅 第3日

2018年9月2日(日)

 スイス2つ目の目的地はツェルマット。職場にいる毎年スイスに行っている人から話を聞き、以前から訪れたいと思っていたマッターホルンの麓の村(1,605m)です。昨日の18時頃に着いて、今朝から動き出しました。

 ここに来た目的は、もちろんマッターホルン(4,478m)! いくつもの展望台やハイキングコースがあります。もっとも、山の天気はその日次第なので、地元チャンネルの展望台のライブ映像を見比べて、行き先を決めました。

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 結果として、一番行きたかった、マッターホルン・グレッシャー・パラダイスへ。何と富士山よりも高い3,883m!の展望台。ここまでロープウェイで40分で行けるからスゴイ。多少の息苦しさも感じましたが、周囲に4,000m級の山々を見渡す眺めは息を飲む美しさでした。

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 最後のロープウェイに乗り換えるトロッケナー・シュテーク(2,939m)の駅からシュヴァルツゼー(2,583m)の駅までは、2時間半くらいかけて、ゆっくりハイキング。マッターホルンを遮るものなく、直に見上げることのできるコースを歩き、刻々と変わる姿を堪能しました。

 途中、歩きながら、吉田拓郎『旧友再会フォーエバーヤング』を熱唱。なぜって、「男の夢だけ捨て切れません 目の前のマッターホルンがまだなのです♪」という歌詞があるから。山歩きはアタマもカラダもリフレッシュできます。そんな時間がマッターホルン相手にもてて最高でした。

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 ツェルマットに戻り、マッターホルン博物館に行き、19世紀前半まで酪農で自給自足する村だったのが、いかにして一大山岳リゾートにまでなったかを学びました。いまではガソリン車ゼロという環境配慮の行き届いた観光地です。

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 そんな山の料理はやはりチーズということで、夕食は、チーズフォンデュ(トマト入り)に舌鼓を打ちました。

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2018年8-9月 スイスの旅 第2日

2018年9月1日(土)

 ジュネーヴといえば、ジャン・カルヴァンによる宗教改革の拠点となった都市。マルティン・ルター宗教改革を始めたドイツのヴィッテンベルクは5年半前に訪れたので、ジュネーヴ訪問も楽しみにしていました。

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 ところがです! 宗教改革について学べる「国際宗教改革博物館」は、私が訪れる期間を狙い撃ちしたかのように、8月下旬から9月上旬までリノベーション中とのこと。宗教「改革」だけに、博物館の「改修」ってオチかい。ガーン!

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 しかも、ジュネーヴのもう一つのテーマ、社会契約論を生んだジャン・ジャック・ルソーの生家の地にある「ルソーと文学の家」も、何とリノベーションのため、2020年までお休みとのこと。ガーン!

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 予定外に時間ができたので、カルヴァンの活動拠点であり、彼の椅子も残るサン・ピエール大寺院、カルヴァンら4人の指導者像のある宗教改革記念碑を、予定よりゆっくり見学しました。
 肝心の2つの博物館は、また来なさいとのメッセージ!だと思うようにしました。

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 ゆっくりついでに、移動中に軽く済ませる予定だった昼食も店内で。バラエティに富む各国料理でも目立つのがレバノン料理。前日行った国連欧州本部にもレバノン杉があり、とりわけジュネーヴと縁が深いのかも知れません。

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 そんなジュネーヴを後に、湖と山々を眺めながら、次の目的地に向かいました。

2018年8-9月 スイスの旅 第1日

2018年8月31日(金)

 スイスに来ています。ついに記念すべき50ヵ国目です!
 夜用のメガネを忘れるハプニングもありましたが、成田空港で20分でメガネを作れるお店を見つけ、心おきなく出発しました。

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 チューリヒから入りましたが、歴史好きの私にはスイスといえば、やっぱりジュネーヴ
 チューリヒ空港からジュネーヴまで鉄道で直行3時間。ローザンヌの手前からブドウ畑とともに広がるレマン湖の車窓は最高でした。

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 たくさんのテーマがあるジュネーヴですが、まずは国際連合ヨーロッパ本部へ。国際連盟本部時代からの歴史を引き継いでおり、パレ・デ・ナシオン(諸国民の殿堂)とも呼ばれます。幾多の国際会議の舞台になってきた現場です。

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 ガイドツアーに参加しましたが、クイズやジョークを織り交ぜながらの1時間にわたる見学は、とても楽しかったです。「国連の各国拠出金を出しているのは、皆さん自身なんですよ」というメッセージが心に残りました。

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 最初の晩餐は、歩き回ってやっと見つけたスイス料理のお店で。ジュネーヴは多国籍都市なので、各国料理が百花繚乱なのです。レマン湖のお魚と地元ワインと気のいいお店の人たちとの交流で、楽しく夜が更けました。

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